東日本大震災から半年たちました
この11日で震災から半年経ちました。
半年たった今でも、避難所に暮らす人が大勢いて、そしていまだに遺体が見つからない方が4000人もいるという事実に驚きます。
毎日、新聞で行方不明者の数が少しずつ減っているのですが、これは現地でたくさんの方が今でも日々努力を重ねている結果です。
私も何かできることはないのだろうか、と日々自問しています。
祈ることは続けています。
「少しでも被災した人の生活が楽になりますよう、家族のもとに帰れない人が一人でも帰ることができますように」と祈っています。
私はどの宗教にも帰依していませんが、やはりそういった神的な存在はつよく感じます。
特に今の仕事に就いて、人間の体に直接手で触れるようになってからは、さらにそれを強く感じるようになりました。神様は人間の体の中にいるのかなと漠然と思います。
父方の本家が神職で、1000年以上も続く神社を代々受け継いでいます。そういった血が自分にも流れていることをとても強く感じ、今の仕事に就いたのも運命的なものがあったと思います。
祈ることは自分にとっても大事なことです。
実際に目に見える形で、義捐金を寄付したり、ボランティアに出かけたりということも大切です。ですがどなたにも毎日できること、それは祈ることです。
ぜひこのブログを読んだ方、ぜひ祈ってください。
震災直後の原発の事故の際、風向きが西から東になるように毎日祈っていました。ほかにも多くの方がそのような祈りをささげていました。
実際に海のほうへ飛散した放射性物質が多いことがわかっています。
国立環境研究所でそのデータを公開しています。
(拡散状況のシュミレーションはこちらから)
これが逆に東風だったら、また北風だったら、と思うとぞっとします。本州の大部分が汚染されることになったでしょう。
チェルノブイリ事故は内陸部で起きたため海洋汚染は起きませんでしたが、土壌汚染はかなり深刻になりました。風向きによって事故の起きたウクライナではなく隣国のベラルーシの多くの土地が汚染されました。
これからも多くの問題が持ち上がることと思います。でもみなさん他人事ではなく自分のこととして考えてください。
「情けは人のためならず」
人のために何かしているという意識は毎日の生活でとても大事なことです。
家族や自分のためももちろんですが、余った時間を東北の方のための祈りに使ってください。