Naomi's

リンパドレナージュであなたの身体をキレイにします。

病院で。。

今朝はひどい雨でした。

先日の台風もすごい雨と風でしたが。

さて前回の続きです。

痛み止めが効かなくなって、夜に病院に父を連れて行ったのですが、

お医者様は入院してもしなくてもどちらでも、という感じでした。

その時思い出しましたが、「ここは治療するための病院だから一度よそを紹介したら戻れませんよ。」

という以前書いた、外科の偉い先生の言葉です。

そうなんです、後で入院の明細を見て改めて気づきましたが、治療するための病院に

緩和ケアで入った場合、投薬料などの費用は請求できないようなのです。

食事はとれないままでしたので、請求されたのは部屋代と

その他雑費程度(臨終後の様々なケア代も含みます)でした。

そういう状態で入院できたのは、主治医の先生からの「最期まで私が責任持ってみますから」の

一言があったからだと思います。

父もそれほど病状が進んでいることを、自ら認めたくなかったのでしょう。

緩和ケアのホスピスには申し込みもしていませんでした。

入院中病院が行ったことは、栄養剤の点滴と、抗生剤と痛み止めの点滴が中心です。

ですが、お風呂にも入れてもらいましたし、足湯などもしていただきました。

病院スタッフの方々には本当に感謝しています。

父の方は、痛み止めがだんだん強さを増すにしたがって、意識障害が起こり、

奇妙な行動で本当にお騒がせな患者でしたが。

(実は扉を一枚壊しました。)

薬の副作用とはわかっていても、家族は初めてのことに動揺しました。

幸い私は兄弟が多いので、順番で見に行くことができて一人の

負担はかなり少なかった方だと思いますが。

臨終間際の際に一人の看護士さんが言いました。

「毎日たくさんの方がいらしていて驚きました。」

5人くらいは、毎日誰かしら顔を出していたので。

食事もとれず、何もすることがなくて、そして入院してからはどんどん体力が

落ちていきました。

毎日寝てばかりでしたので(薬の副作用で)、日に日に歩けなくなっていきました。

今でも、ホスピスにきちんと申し込んでいたら、

と後悔することがあります。

最期の迎え方に、これが一番というのはないのかもしれませんが。