漢方薬服用とその副作用について
漢方薬を飲み始めたのは、今年の初めの頃でした。
昨年からプールに通うようになったせいか、体の冷えがひどく生理が不順に
なってしまいました。
もともと貧血なのにさらに血が足りなくなるようで、妹の通う武蔵境の冷え性の治療で有名な
漢方医のところに通い始めました。
漢方を飲んで思ったことは、始めたころはとてもおいしかったのが、時期が進むにつれて
そうでもなくなっていったことです。
そのことろからでしょうか?いまから考えると副作用のようなものが出始めました。
漢方医は「いつまで飲み続けなさい」、とは言わず、症状が落ち着いてからも処方は
最初のままでした。
身体が変わっているのに処方を変えない、というところで疑問に思わなかったのが
我ながらうっかりしていました。
まずは日中のだるさです。
朝もやっとの思いで起きる感じで、ドレナージュを始めてから、初めて味わう感覚でした。
それから甘いものがほしくてしょうがなくなりました。
コンビ二のロールケーキ(生クリームがどっさり入っているもの)などを毎日のように
食べないでは気が済まない状態です。
漢方医に甘いものの件を相談すると、胃の状態が悪いと言ってさらに薬を追加されました。
その薬を飲むと甘いものからは解放されるようになりましたが、
漢方がどんどん増えていくような気がして、イヤな感じでした。
飲めば食欲は治まりますが、飲まないと復活する、まるで中毒の状態です。
当時はそれが自分の疲れから来ているものだと思い、薬に頼っていました。
それを根本から見直すきっかけになったのが、お友達のやっている、「重ね煮講座」です。
陰陽の話を中心に、それを料理に取り入れて体のバランスをとるというものです。
その講座でわかったことは、漢方は体を温める作用がありますが、それがいまの体の状態では
強すぎて(極陽の状態です)、逆に甘いもので(極陰)で体がバランスを取ろうとしているのだということです。
身体にとっては極陽から極陰まで体が振れていて、とても負担が大きいのです。
漢方の副作用です。
そうです、漢方は肝臓に少なからず負担をかけます。
化学薬品よりは若干負担は軽いのかもしれませんが、漢方の副作用は個人差が大きく、
なかなか難しいと別の医師が言っていたのが思い出されます。
それまで特に気にならなかった、日中のどうしようもないだるさ、目の疲れ、
そしてお酒を飲んでもちっともおいしくない上にすぐに酔いが回ってしまう、
というかつてない自分の状態の原因が、すべて漢方にあるとわかりました。
それまでは歳のせいかな、と思っていたりしたものです。
即座に服用をやめました。
薬が抜けるまでに一か月ほどかかりましたが、今では朝も早く方起きられ、日中も
なんなく仕事をこなします。
自分の体を客観的に見ることのむずかしさを改めて知りました。
まだまだ勉強することはたくさんあります。
「重ね煮」以来陰陽五行にハマっています。
次回はそのお話を書きましょう。