坐骨神経痛のリハビリ最終段階!
去年の6月にフィッシャー症候群を発症して間もなく一年がたとうとしています。
フィッシャー症候群による末梢神経麻痺は一か月ほどでだいぶ改善したのですが、その時の寝たきりの生活によって引き起こされた筋肉の消失が今でも後を引いています。
つい先日も水泳のコーチに「左側の動きが全然違う」といわれ、今でも筋力の低下状態は著しいです。バタ足だけしていると左に曲がって行ってしまいます。
泳ぐことはできますがスピードはだいぶ落ちました。
もとに戻るかどうかは自分の努力次第です。
筋力低下によって昨年10月にヘルニアになりそのあとの坐骨神経痛で動けなくなり、いったんついた筋肉もまた落ちるという状況になりました。
痛みがある時期は毎日欠かさずストレッチすることくらいしかできず、筋力アップのための運動はできなかったのですが、最近やっとできるようになりました。
骨格筋率が30%から25%に落ちているので、それを取り戻すことが今の目標です。
毎週通っていたリハビリもいったん終了しました。その最後の回にやってもらった方法がかなり効果的でした。(もう少し早目にやってくれれば。。。と思うことしきりです)
近所の整形外科のリハビリ室なのですが、腰専門の理学療法士さんが毎週あらゆる方法でストレッチやマッサージの指導をしてくださいました。
最後の回に「今一番困っていることは何ですか?」と尋ねられ、「背骨がギュッと縮まってしまって、腰がそれないこと」といいましたら、背骨の周囲にまず手を当てて温め(気を通すと彼は行ってました。)そのあと背骨の両側の筋肉を左右に開くように軽い力でほぐしていきました。
すると、それまでは腰が突っ張っていて、うつぶせの姿勢で肘を立ててしか反れなかったのが、手のひらで上半身を支えられるほど反ることができました。
「要は背骨の周りの筋肉が使えてなくて固まってたから、背骨の間が伸びなかったんですよ。」
「え~それだけのことなの??」と目からうろこの落ちる気分です。
「自分でもできますから背骨の周りをほぐしてみてください。」
と最終回のリハビリを終えてから、自分で背骨の低い部分の筋肉をほぐしています。
だいぶ背中もそれるようになってきました。なあんだ、という気分です。
ダチョウ倶楽部の肥後さんが書いた本の中で、毎日3時間おきに腰を反る方法が腰痛に効果的とあって試してみましたが、痛みが強くなってしまい私には不向きでした。
更にその方法は長期間継続するということでしたので、ちょっと違うなという印象でした。
この「背骨の筋肉はがし」はもっと手軽で効果が高いと思います。
坐骨神経痛になるとなぜ腰がそれなくなるのか、それは医師の指導によります。
反ると痛みが出るので、反らないように、といわれるのです。
するとそういわれてしまった患者はそることが恐ろしくなってしまい、できるだけ反らないようにして、無理な姿勢を取り続けることになります。
私の場合もそうでした。
MRIでヘルニアがわかって、その時に腰を反らないように言われてから症状が日に日に進みました。
その時の私の背中は、反ることも前に屈むこともできず板のように真平でした。気づいて曲げようとしても全然曲がらないほど硬直していました。ですので普通に歩けず、身体の他に負担が行ってしまい、痛みが出てしまったのだと思います。
今となっては何がよくて何が悪かったのかわかりませんが、ヘルニアを手術しなくても治すことができて本当によかったです。
「背骨の筋肉はがし」思い当たる方はやってみてください。