最近色が気になります。
以前から、植物などでいろんな色の組み合わせを楽しむ傾向がありましたが、ここにきて急にいろんな色が気になり始めました。
町中の色が気になります。
海外から帰国した際に、いつも日本の町は殺風景だなあ、と思っていた原因が、色の少なさです。
日本では夜間の街灯の色は白色が多いのですが、海外では黄色の電燈が多いと思います。
白色燈の方が明るく、また電気代も安いというのもあるかと思いますが、どうも色が少なくて寂しく感じます。
フランスから帰国した際には、人々の着る服の色の少なさが気になって仕方ありませんでした。
いわゆる差し色なしで地味な服をみんなで着るものですから、どの人も同じように見えます。
髪の毛の色はだいぶ多様化しましたが、それでも圧倒的に黒髪が多いのは仕方がありません。
つい先日ですが髪のカラーリングで、少しトーンを落としてほしいと依頼しましたら、
スタイリストの方が「前回まではオレンジを入れていたのですが、今回はその対象色の青を入れて落ち着かせました。」といった言葉に、はあ、なるほど、と感心してしまいました。
そういう感性ってなかなか持っていない人の方が多いのです。
スタイリストという職業にあってもです。
その方のところに通って数年になるのですが、場所が高田馬場で週に一回しか予約を受け付けていない、という不便さより、その方のセンスの良さが打ち勝ってます。
フランスの会社の日本法人でインストラクターをやっていらっしゃる方なのですが、毎回面白い話を聞かせてくれます。
30歳の若者なので、若いなあ、と母親目線で思うことばっかりですが。
ということで、視界に入る色を快適なものにしたい、という欲求が出てきました。
目指すはシャガール、丸木俊の世界観です。(多分ロシアの影響が色濃いのだと思います。)
丸木俊さんについてはまた別の機会にお話ししましょう。