ストレス、ストレス。それは気のめぐりを阻害します。
ストレスっていろんな病気の原因になりますね。
なぜかというと気のめぐりを悪くするので。
気のめぐりが悪いと、体中にエネルギーを満たすことが困難になり、各細胞に必要なものが届かなくなり機能不全から病気になるのです。
そのストレスの攻撃から身を守るために私がやっていること、それは身体を動かすことと呼吸です。
でもそうはいってもストレスに気づいて、それに自ら対処することは難しいです。
下の娘が高3で受験生なのですが、野球部のマネージャーをこの夏までやっていました。
そしてつい先日文化祭が終わって、やっと勉強に専念できる環境になりました。
がしかし「燃え尽き症候群」になってしまったようで、机に向かってもだるさが勝って
集中できない様子。
夏休み中は文化祭の出し物の演劇の準備で大わらわ。
予備校の夏期講習もあり、毎日睡眠時間を削って小道具を手作りしていました。
ハムスターのぬいぐるみをフェルトで一から作り、警官の帽子を段ボールとガムテープで
作ったり。
その上、階段も板をホームセンターで買ってきて、女子二人でのこぎりを引いて作ったそうです。
その他にも毎日何かしら時間をかけて作っていました。
その後夏休みが終わって最終の詰めの段階で、あれもこれもいらないと出演者のひとから言われ、
気分は最低に。警官の帽子もゴミ箱行きになりました。
打ち上げ準備もほぼ一人で行い、どんなことになるやらと思っていました。
結局クラスで賞は一つも取れず、その上打ち上げに当日参加してきた人が
数名いて(その中には気心知れた野球部員も)、その対応に一人で追われ、自分の座る椅子もなく、「もうヤダ!!全然楽しくなかった!!」と泣きながら、
打ち上げ場所から一時間近く自転車をこいで帰ってきました。
若いと感情を抑えることが難しいのです。
泣けたからまだ良かったとは思いますが、翌日から
魂の抜け殻みたいになってしまいました。
とはいえ、ここで甘やかすわけには行きません。
すべてにおいて事前調整の不備は否めませんし(とはいえ周囲の配慮は明らかに少なすぎます)、
難関志望校を目指して予備校に通い、部活も人より遅くまで行い、文化祭の準備もしているという今の情況は自らの選択の結果ですから。
「勉強しなさい」は、ここで言っても効果が全くないので、さてどうしたものか、結構考えちゃいました。
よくよく考えてみると、この「魂の抜け殻状態」は一種の軽い鬱だと気づきました。
そこで抗鬱対策として、できる手段をいくつか。
まずは薬膳で気のめぐりをよくする食材でご飯作り。
気を巡らせるものは香のものです。
紫蘇、バジル、生姜、ネギなどの香草を多用します。
それから気を巡らせるツボ押しを自分でさせました。
脳天の百会を刺激すると良いのですが、痛くて押せないとのこと。
髪をかき上げるだけでもいいのでやってもらいます。
それから一番効果的なのは逆立ちです。
頭を付けて行う三点倒立です。頭が痛くて下につけられない、そんな状態でした。
結構な重症度です。
逆立ちはストレスで頭に上った気を一気に下げます。目も一気に開きます。
そして最後にドレナージュで仕上げです。
顔の吹き出物もひどいので、それにも効果的です。
昨日これらをやったので、今日はすっきりした顔で出かけていきました。
勉強は進んでいるかはわかりませんが。。
元気の無い人に「がんばれ」というのは、かえって元気をなくします。
元気がないのは気が回っていない証拠。
気を巡らせるための食事、ツボ押し、逆立ちなどで対処すると比較的簡単に元気を
取り戻せるかもしれません。
普段から定期的に歩くなどの運動をしたり、深い呼吸を意識できていると
気のめぐりをそれほど落とさずにストレスをやり過ごすことができます。
今回のことは彼女にとって結構辛い経験だったと思いますが、
事前調整の大切さ、価値観の相違など、いろいろ勉強になったと思います。
嫌な思いをすることはマイナスばかりではなく、学ぶことが本当に多いのです。
まあ当事者はそんなことツユも思いませんが。
物事に関わればかかわるほど人生は厚みを増します。人生において何一つ無駄なことはありません。
これからも時間の許す限り色んな事にクビを突っ込んで行ってほしいと思います。