安産ってなに?(その3)
前回は話がすこし逸れてしまいましたね。
さて、黄助産院での出産体験談をまとめた本に出会ったことがきっかけで、
二人目をそこで生もうと決心しました。
「出産後のケアがとても行き届いていて、家に帰ってからも赤ん坊がとても落ち着いている」
というのを何人もの方が、その本の中で書いていたからです。
一人目の時は退院後本当に大変でした
丁度そのころ、乳児が病院から誘拐される事件がおきたのですが、
「だれかうちの子を代わりに育ててくれるなら、誘拐してくれてもいいなあ」なんて
ちょっと考えたりしてしまうほど、追い詰められていたと思います。
出産はある意味一瞬で終わりますが、育児は出産直後から延々続きます。
育児を安心してできるためのお産にしたい、というのが助産院を
選んだ最大の理由です。
そして迎えた出産は、とっても安産でした。陣痛も本格的に痛かったのは
30分くらいのものです。
酷暑の夏でしたが、ラベンダー湿布や温灸などを使って身体を温めながらの
お産でした。
ですがお産そのものよりも、赤ちゃんの落ち着いていることにびっくりしました。
生まれた翌日はほとんど寝ていて、私も出産の疲れを一気に回復することが
できました。こんなに自分が出産後に眠る事ができるとはと感動したものです。
自分の身体が元気になってくると、赤ちゃんに対する気持ちも前回とは
全く違うものになることに気付きました。
もちろん退院後も安心して育児に臨めるように、母乳の指導も個別に行なってもらいましたし、
何といっても母乳マッサージが全然痛くなかったことに驚きです。
これなら何人子供を生んでもいいな~~~と思いました。
これこそ安産を表す言葉ではないでしょうか?
どんな形であれ、「また産みたい」と思えるお産が安産なんだと思います。
とはいえ、保育園事情がその頃はまだまだ改善の必要な時期でしたので、
3人目を産んで保育園に入れる労力を考えると、とても3人目を作る勇気が持てずじまいでしたが。。。
手前味噌になりましたが、何かの参考になればと思い、
自分の出産体験を書いてみました