余命宣告(その1)
ずいぶん更新できませんでした。
いろんなことが起こりすぎてとてもじゃないけど、ブログまで手が回りませんでしたが、これは書かなくてはと思い、書くことにしました。
青い瓶の水を飲んでから父親の具合が急に悪くなったことはすでに書いた通りです。
神頼みやいろんなことをしましたが、2か月近くの検査を経て出た結果は、「末期大腸がん余命年内」という厳しいものでした。
とは言え細胞診の結果がまだ確定していないので、私は信じていません。
最初の病院は近隣の総合病院です。
N病院としておきましょう。
CTスキャン、大腸の造影剤画像の結果で言われた診断が先のとおりです。
「最終的な結果は細胞診で確定するんですよね?」と担当の消化器内科医に確認したところ「そうです。ですが9分9厘がんだと思います。」
確定する前に癌と宣告する必要がいったいどの程度あるのか?私は強く疑問に思いました。
そして細胞診の前に外科医と治療方法についての面談があるということで両親と私で行ったところ、「お正月はむかえられないかもしれないねぇ」の最初の言葉。
そして
「この状態でできることはありません。腹水があるから抗がん剤も効かないし。手術も腹水があると傷口がくっつかないから無理ですね。ま、少しおなかを開いてみてもいいけど癌がおなか全体に広がっていてすぐ閉めることになるけど。」
確定前にも関わらず余命宣告されるとは夢にも思っていませんでしたので、その外科医(N病院の副院長のM医師です)に思わず言ってしまいました。
「では、こちらでは手の施しようがないのであれば、よその病院に紹介していただきたいと思います。」
それに対して、M医師は
「一度よそへ行ったらうちは治療病院だから受け入れはむずかしくなるよ。」
もう少し私が若かったら、多分殴りかかっていたことでしょう。
医師の質って本当にひどいのだ、と思いました。
みなさんもよくよく肝に銘じていてください。
患者の立場に立って、きちんとした常識ある対応ができる医師は本当に少ないです。
いるのかしら?と思うほどです。
そしてそういう医師に会ってしまったときに、自分を持ち続けることがとても難しいですがとても大事です。
そのためにはきちんとした情報を持ってきちんとした対応をできるように勉強が必要です。
家族に泣いている暇はありません。
そして治療を医師に全面的に任せては絶対にいけません。
まったく本に書いてある通りでした。