棕櫚(シュロ)のホウキをつかう。
誰かの本で棕櫚のホウキで絨毯も掃除できる、と知って、すぐにネットで購入した私。
日本人の知恵は素晴らしい!!
棕櫚で掃いたフローリングはとても素足に気持ちの良いものです。
もちろん畳も。
畳は棕櫚で掃くと、ツヤを増して長持ちするそうです。
本来は塵取りを使うのですが、今は気に入った塵取りがなく、ホウキで集めた
ほこりやら髪の毛を、最後に掃除機で吸っています。
掃除機が一瞬の登場で済んでしまうので、電気代もかからないし、そして静かです。
ホウキで部屋を掃くと心も洗われるようです。
ホウキと畳が奏でる調べといいましょうか。
いいですよ。
幸田文さんの本のなかで、父親の幸田露伴から家事を厳しくしつけられたという話が載っています。
文さんがはたきをかけていると、「とぱすぱ」した家事はみっともないといわれてしまいます。
昔の人は掃除一つのやり方でもこだわってやっていたのだと感心します。
露伴自身がはたきを持って、文さんにはたきのかけ方の伝授をしたそうです。
今の掃除のあり方は「とぱすぱ」どころの話ではありません。
というか掃除だけでなく、耳障りな音を立てるのを悪いことと思う人も減っている感じがします。
耳障りの範疇もとても狭くなっていますし。
近所の犬の鳴き声で夜中に叩き起こされ、朝方、隣からは子供をけたたましくしかりつける
声が聞こえてくる。
たまによそのお子さんがうちに来ると、戸の開け閉ての音にビックリすることがあります。
うちの娘たちは、いい旦那さんを見つけてくれるといいなあ、と思ってしまいます。
話が思い切りそれましたが、箸の持ち方はもちろん、
食べる所作もとても気になります。
嫌な姑になりそうです。