手術の時にこそドレナージュを!!
先日義母に大腸がんが見つかり、内視鏡手術を受けました。
内視鏡ですので簡単なのかと思いきや、事前に画像で診断された場所に腫瘍が見つからず、予定時間3時間が倍に延びての大手術になりました。
手術で採った部位はかなりの大きさになりましたので術後の痛みはかなりあったようですが、10日も経ってしまうと、おかゆなどの食事もでき、普通に立って歩いていました。
さすが、もともと泳いだりグランドゴルフをしたりと、筋肉はかなりありましたので、復活も早いです。
今回手術を難しくしてしまったのは、若いころに受けた卵巣切除の手術痕の癒着があったためです。
もう50年近くも前の話ですので、傷跡は結構大きく癒着部分もかなりの範囲でした。
そういえば、私の父にがんが見つかった際に、若いころの盲腸の傷についての話がありました。手術痕が癒着して硬くなったところにがんができていました。
お腹の中に石のようなものがあったのを記憶しています。
手術の後、傷口が塞がりましたら、まずは軽めに触ってください。血行を良くし周囲の流れを良くすることで癒着は免れます。
癒着してしまうと、どうしても血行が悪くなり、新たな病原になりかねません。
また傷跡もきれいに治るのです。
すこし時間をおいてしまったものでも、遅くはありません。
是非積極的に触るようにしてください(弱くですよ)。
その時に頸部のドレナージュをすると更に効果的です。
実は私も小さいころに転んで、コンクリートに額をぶつけ切ったことがあり、傷が盛り上がって硬くなっていました。
がしかし、ドレナージュを始めてふと気が付くと、傷口の盛り上がりはなくなり、周りの皮膚とほとんど変わらない様子になりました。
今では触っても全くわかりません。
人間の身体の再生力は素晴らしいものです。
その力はリンパの流れを良くすることで、最高に力を発揮します。
皆さん何かしらの傷跡がお身体にあるかと思いますが、あきらめずにリンパドレナージュをお試しください。