Naomi's

リンパドレナージュであなたの身体をキレイにします。

技術継承の難しさ。そして復習の大切さ。

先日Révisionを行った話を書きましたが、今回初めて生徒さんのドレナージュを受けてみました。

今までは私がこの技術を習った田中先生の方針で、「生徒のドレナージュは受けない」というものでした。先生は「受けない」のみならず、生徒にもドレナージュはしませんでした。

 

ですが、これでは生徒のドレナージュが果たして正しいのかどうかわからない、と思い、このたび初めて受けることにいたしました。

 

お客様にドレナージュを私ひとりでする数は限られており、一人でも多くの方に受けていただくためには、生徒さんの力もお借りしなくては、と思ったからです。

 

将来的に全国の生徒さんに正しく技術を伝えれば、遠方のお客様の対応も可能になります。

そんなことを考えながら軽い気持ちで受けたのですが、衝撃的でした。

 

傍から見ていた時は全く問題なかったのですが、受けてみて驚きました。

方向も強さも全く違う。

 

これではリンパドレナージュの効果どころか、お客様は具合が悪くなってしまいます。

 

生徒さんご本人は、方向も強さも意識して正しく行っているつもりなのですが、ほんの少し変わっただけで、全く違うものになってしまうことが判りました。

 

このことに気づいて、私も大変勉強になりました。

正しく行い続けることの難しさ。

先日聞いた言葉が蘇ります。

「軽くゆっくりを維持するのは難しい」

 

ですので、以前私のところで習った方々の復習をきちんと行っていこうと決心いたしました。

せっかく習ったのに効果が今一つ、という場合、やり方が間違っていると思われます。

 

すこしずつこのドレナージュを【正しく】伝えられたら、と思っています。

 

「発祥のフランスでなぜこの技術が廃れてしまったのか?」というご質問をお客様だった方から、投げかけられたことがあります。

今まで、なぜかわからなかったのですが、わかりました。

最初は正しかったものが、人の手を経るうちに間違って広まってしまい、結果として効果の無いものになってしまったためです。

 

以前、著名な美容外科のドクターの前でトリートメントを行う機会がありました。

その時に

「数十年前フランスで見た、今ではなくなってしまった技術を見せてもらい、非常に懐かしかった。できる人が日本にいることに驚いた。」

という言葉をいただいた意味が、今になってやっとわかりました。

いろんなことが少しずつわかり始めています。